【検討者/業者用】名古屋駅周辺の再開発について(名古屋市中村区)

不動産探しの基本

こちらでは、リニア新幹線開業に向けて始動しました、
名古屋駅周辺の再開発について記載しております。

  1. 駅前広場周辺の再整備(予定)・名古屋駅東西駅間ネットワークの強化
  2. リニア中央新幹線誘致による周辺整備
  3. 名鉄名古屋地区再開発
  4. 名古屋駅、ささしま地下道路整備計画
駅前広場周辺の再整備・東西間ネットワーク強化
※引用:名古屋駅前広場の再整備プラン(中間とりまとめ)【名古屋市】

こちらが現在の名古屋駅です。
名古屋駅を下記のように開発していこうという計画が現在名古屋市にあります。

※引用:名古屋駅前広場の再整備プラン(中間とりまとめ)【名古屋市】

現在はロータリー交差点や一般車降車場、タクシー乗降場によって駅前空間が狭くなっており、乗換や街の見通しが阻害されている状況です。再整備プランではロータリー交差点の改良を行い、さらにモニュメント飛翔を撤去して広場を拡張、「This is NAGOYA」を感じる新たな象徴的な空間形成を目指していくと記されております。
こちらの開発により、現在は名駅東から名駅西へは駅周辺をぐるっと回らなければいけませんが、
東西へのアクセスはより向上し、住みやすさへ大きく寄与するのではないでしょうか。
ちなみに、完成イメージパースがこちらです。

JR名古屋駅東側には設けられる「ターミナルスクエア」は3ヶ所に分けて整備され、完成後は開放的で直線的な見通しや導線が確保され、街並みを一望できるとともに、JR・地下鉄・名鉄・近鉄の相互乗換空間を覆う大屋根等によって快適な移動が可能となる予定です。
複数路線が乗り入れるターミナルあるあるですが、名古屋駅は車社会ということもあり鉄道の発展がまだ著しくありません、そのため乗り換えが只今現在かなり不便です。
渋谷駅のような複雑さはないのですが、とにかく階段の上り下りが多く、別の路線の改札までも遠いというのが難点となっておりますが、こちらの開発が進んでいくとそのような不便さからも解消されるのではないでしょうか。

リニア中央新幹線誘致による周辺整備

全国的に見た際に一番肝となるのが、このリニア中央新幹線の誘致ではないでしょうか。
国土政策の一環でもあります「スーパーメガリージョン構想」によりリニア中央新幹線が完成した際には東京-名古屋-大阪間が約1時間で結ばれることにより、約7,000万人の交流圏が誕生すると言われております。
詳細としては2027年以降、名古屋-品川間を約40分で結ぶリニア中央新幹線が開業予定となっており
東京圏への移動時間が大幅に短縮され、名古屋、東京双方へビジネスチャンスの拡大が期待されます。
ちなみに少し先の話ではありますが、2045年以降に名古屋-新大阪間を約27分で結ぶ延伸計画となっております。

前出のリニア中央新幹線の開通に合わせて
駅周辺を開発することにより一層増加する来訪者に対応するとともに、駅周辺ではオープンスペースが少ないことから、リニア駅上部空間を有効に活用し、街区再編等により人々が集い・憩い・交流するまちの中心となる広場を形成していく予定です。
このような開発はさらなる街の発展に寄与していくのではないでしょうか。
もちろん、鉄道の一大延伸計画+駅前再開発は資産性へも非常に大きく影響してくることが予想されます。
実際に下記が金沢駅周辺の公示地価の推移ですが、北陸新幹線が開通された際にオフィス需要の高まりなどで商業地が大幅に上昇、さらには観光客が増加するなど新幹線効果で地価の上昇がありました。

※宝交通公式HP引用

金沢駅でもこのような上昇を遂げておりますので、リニア中央新幹線が開通した際には資産性の面から見ても名古屋駅周辺の地価は期待できるのではないでしょうか。

名鉄名古屋地区再開発

名古屋駅の南側にあります、名鉄関係の建物「名鉄ビル(名鉄百貨店本店)、名古屋近鉄ビル(近鉄パッセ)、名鉄バスターミナルビル(名鉄バスセンター、名鉄百貨店メンズ館、名鉄グランドホテル)、大手町建物名古屋駅前ビル(ヤマダ電機)、名鉄レジャックビル、日本生命笹島ビル」を一体的に建て替える計画もあります。
大規模再開発事業で28,000平方メートルという広大な面積で再開発の計画がすすんでいます。

※名古屋市ホームページ引用


南北400メートル、地上30階建て程度の巨大な駅ビルとなり、ホテルやオフィス、商業施設などの入居が想定されていましたが、コロナ禍の影響で2022年度の着工、2027年度の完成を見直し、2024年度をめどに事業の方向性を判断する予定となっています。
いずれにせよ、このクラスの一大事業が立ち消えする可能性はそこまで高くはありませんので、こちらの事業については引き続きウォッチを続けて、本記事にて更新していきたいと考えております。

名古屋駅、ささしま地下道路整備計画

地下道は「笹島交差点」と「下広井町交差点」の南を結ぶ約400メートルに計画されております。

※中日新聞記事引用

ささしまライブが開業した17年度に完成する予定でしたが、市長の意向で一時中断しておりました。
今後は他の再開発を皮切りにこちらの地下道の開発も進んでいけば東西だけでなく南北へのネットワークもより向上し、名古屋駅は飛躍的に進化を遂げていくのではないでしょうか。

現在の名古屋駅

ここまでは、再開発など未来の様相について記載をさせていただきました。
ここからは現在の名古屋駅周辺について記載していきたいと思います。

現在名古屋駅ですが、既に非常に便利な環境となっております。
セントラルタワーズをはじめ、大名古屋ビルヂングや、ミッドランドスクエアなどビル内に多彩な商業施設などが点在しており、日々のお買い物にも困らない環境です。
また、百貨店としてはジェイアール名古屋高島屋に名鉄百貨店、近鉄百貨店名古屋店(近鉄パッセ)に松坂屋名古屋店があります。また、地下街として有名なのはエスカ地下街です。スーパーマーケットとしてはパレマルシェ中村やピアゴ中村店、青木スーパーに成城石井と24時間営業のマックスバリュといった感じで日常使いできるスーパーも都心部なのにしっかりと用意されております。


また、直近では駅北側にありました。ノリタケの森が開発されて
昨年の10月に「イオンモール Nagoya Noritake Garden」としてオープンいたしました。

※イオンモールHPより引用

スーパーとしての日常使いができるテナントはもとより、東海地方初出店のアパレル店や飲食店なども多数テナントとして入っております。
また、こちらも東海地方初出店となる「コニカミノルタ プラネタリウム満天」も入っており、週末を楽しく過ごせるスポットも身近にあります。

また、名古屋駅西側はターミナル駅前にも関わらず、昭和の風情が今なお残る素敵な街です。

Ekinisihginza_01 | 名古屋駅西銀座商店街/名古屋市中村区 | Sakak_Flickr | Flickrより引用

昔ながらの居酒屋から高級すし店や料亭まで幅広いジャンルの飲食店がひしめき合う味のある商店街となっております。

※こちらの記事は開発状況に合わせて都度更新してまいります。

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